展示会。
数年前に独立した時には、まさか自分がこんなに頻繁に
展示会のようなものをやるとは思ってもいなかった。
家具作家の展示会なんかも、
どこか遠い人の遠い作品のように思っていた。
作家的なものにちょっと嫌悪感があったりもした。
でも最近は職人とか作家とか、芸術とかクラフトとか
そんな括りはもうどうでもよくって、
作っている事がとにかく楽しい。
全てをほっぽり投げて没頭していることで静かに高揚している。
素材と技術、脳みそと手触り、もろもろの格闘が静かに行われている。
長年温めていたものをいざ作ってみたら大したことなかったり、
急に思いついて組み合わせてみたらすごく良かったり。
残り少ない人生の中で、
どれほどのものが作れるのか。
またどれほどのものをぶち壊すのか。
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