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よくカン違いされるが、家具屋と木工屋はちがう。
木工屋は家具屋に成り得るが、家具屋は必ずしも木工屋とは限らない。
あ、私の勝手な考え方なんで、まちがってたらすいません。
日頃、家具屋の論理で仕事をするのに慣れてしまうと、
木工屋である自分がなんだかまどろっこしい。
あ、わかりにくくてすいません。
家具屋は図面(デザイン)から入る。
木工屋は材料(木)から入る。
いくらデザイン力・技術力が優れていても
たった1枚の板の美しい杢に勝てるだろうか。
木工屋に必要なのは、
その木の魅力を最大限に引き出して
形にすること。
プラスアルファはそれぞれの木工屋が
努力すべきこと。
木工について興味のある方には
『木工の世界』早川謙之輔(新潮社)
『木に学べ 法隆寺・薬師寺の美』西岡常一(小学館)
などをお勧めします。
これらの本は、私を初心に戻してくれる先生です。
お昼を食べた後はNHK‐FMの「歌謡スクランブル」を聴きながら
仕事することにしている。
演歌特集の時もあれば、昭和歌謡の時もある。
この前は青江三奈の「新宿サタデーナイト」にやられてしまい、
無性に彼女のCDが欲しくなった。
キリンジの新譜もまだ買ってないのに青江三奈なのか。
まぁ仕方がないか。
あのドスの効いた声とケバい顔は、小さい頃は嫌いだった。
なのに最近は八代亜紀なんかもいいなと思うのだ。
寒くなってくると強いお酒が欲しくなるように
どんどん強い「昭和」が欲しくてしょうがない。
もし、大音量で青江三奈、越路吹雪、左とん平、藤圭子なんかが
かかっている家具工房があったら、
そこはまずイサドにまちがいないでしょう。
陶器市に行ってきた。
真岡鉄道のSLはもう予約が満員で乗ることはできなかったが、
真岡駅に入線していたC12を見ることができた。
これで目的の半分は達成。
次回はぜひ走っているところを見てみたい。
益子駅からしばらく続くフォトジェニックな
古い商店街に、ひさびさに萌える。
それにしても焼き物のお店、テント、作家の数に圧倒される。
器だからまだいいが、これが全部木工作品だったらかなりイヤだな~
なんてことをチクチク村長と話しながら周る。
先月2人展でご一緒した庄司千晶さんやそのお友達の作家さんにも
出会うことができた。みんななんだかイキイキしてうれしそうだ。
町に大きな産業、文化があって盛り上がっているのは
とてもうらやましい。
器の好みというのも百人百色で、
自分にとってグッとくるものを
何千、何万という出品数の中から選び出すのだから
目は大変だ。
関係ないが、途中に立ち寄った
アンティーク屋さんの品揃えも半端ではなかった。
いい古物が出る土地は豊かだと思う。
前半はなかなかヒモが固かった村長の財布も
めずらしく後半には緩んでいたようで・・・。
ステキなものを作り出す作家さんたち、
そして益子の町自体がとても魅力的で
なかなか去りがたいものがあった。
ここのところ首から肩にかけてのコリがひどいのできょうは朝から東越谷にある「いち整骨院」さん(こちらの店名ロゴはイサド店主の手書き文字を使っていただいてます受付カウンターも作らせていただきやした)に行くつもりがいろいろドタバタしているうちに額を買っていただいていた画家の方のお宅に伺う時間になってしまったので手土産も持たない無礼者ですいませんなどと言っているうちに話が盛り上がり昼ごはんも食べずにお話しすること2時間あまりその後借りていた図書館の本を返却してまた新たに「喫茶遺産」「小屋の力」「世界の特急」「私鉄の特急」を借りて帰って来て冷めたやきそばを食べて工房へ戻り制作途中の腰掛をさらに追加で3個作ることにして機械のセットをいかにいじらずに作れるだろうかと悩んでいるうちに猛烈な睡魔に襲われたので床に毛布を敷いて(学校帰りの小学生に襲われないように正面のガラス戸には鍵をして)30分ほど眠ったのち再び猛烈に制作に没頭していたらいつの間にか日が沈んできたので腰掛ひとつを組み立ててプレスに入れて気温もグッと下がってきたので上着を着て手袋をしてカブ号に乗って家路についたのさ。
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