人から依頼されて作ったものではなく、
自分で勝手に思いついて作ったものを
「オリジナル」と称して売ったりしているわけですが、
私は基本的には「オリジナル」であることに
あまり重きを置いていません。
イサドのコンセプトと矛盾するかもしれませんが、
デザインのオリジナリティなんて、この道に入る前から
ちっとも信用していないのです。
その人の中にあるものからしか
その人らしいものは生まれないし、
真似したものは真似でしかない。
でも真似ることから始まることは多い。
尊敬する数多くの先達に
影響を受けないはずもなく、
むしろ打ちのめされるような素晴らしい
過去の作品群を前に、自分はどうしたらいいんだろうと
途方に暮れることもありました。
自分に作れないものを作る必要はない。
自分が作りたいものは何だろう。
自分に向き合って作ったものを
いろいろな人がいろいろな言葉で表現してくれる。
うれしい言葉もあれば、落ち込むような言葉もある。
それでもやっぱり木が好きで、木が面白い。
最近のコメント