ハッとしてグー。
常磐高速道路を北上して
めずらしく遠距離納品。
ケヤキの一枚板テーブルに
無節の杉の下足箱に
キハダのオーディオボード。
めったになく贅沢なのは
これがモデルハウスのお仕事だから?
(いや~普段もこれぐらいど~んと行きたいもんです!?)
それにしてもやはりケヤキは銘木中の銘木。
赤身の部分のグラデーションと杢目のからみ、
そして湾曲した耳の形が面白い。
それに対して節のない杉は、なんというか、
お風呂上りの女性の肌のような赤みを帯びた部分と
真面目な勤労学生のような周辺部分のコントラストが
何事もなかったかのように美しい。
いい木というのはそれ自体に感動があります。
デザインがカッコいいとか、そんなヤワなハナシなどでなく。
ど~んと感動がある。
木目とか色調とか硬さとか、物質・物体としての感動。
ちょこちょこ煮たり焼いたり香辛料とかいらんのです。
そしてそれは別にケヤキなどの銘木に限らず、
たとえばホームセンターで何百円かで売られている木の中にも
ハッとする美しいものがあったりするので面白いのです。
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コメント
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ああ、いいですねえ。
ぜいたくですねえ。
この空間もさすがです。
‘何事もなかったような’うつくしさ、ですかー
ふーん。
投稿: とだちえ | 2007年10月 5日 (金) 21:06
この空間は私がどうこう言えるものではないのですが、
いろいろ大変なようです・・・。
ふーん。で済むぐらいが一番ですね。
投稿: イサド | 2007年10月 9日 (火) 00:28