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東京タワー(潜入ルポ的な)。

48万円。

ピラニアの値段である。

東京タワーの真下にある水族館の
薄汚れた水槽の中にいるピラニア1匹の値段である。

息子が東京タワーを見てみたいというので
急遽仕事を休みにして、行ってきた。
いざとなると、どこの駅で降りればいいのかも知らなかったりする。
おのぼりさんである。

ダイナミックなタワーの橋脚部分に感動し、
パシャパシャとシャッターを切る。
(この日はアナログカメラしか持っていかなかった)。

お腹が空いたので、2Fあたりのそば屋にでもと思ったが
・・・・誘惑に負けて1Fの「タワーレストラン」に敢えて潜入。
いまどきこのテーブルクロスにこのイスかよ!
おまけに全体を包む学食のような雰囲気・・・。
そして・・・・期待通りの味(笑)。
それにしても、お子様ランチのプレートが「巨人軍」で、
旗が「アメリカ星条旗」なのはなんとかならんのか、東京タワー!(笑)

東京のド真ん中の超有名観光スポットであるくせに
六本木ヒルズのレストランなどでは決して味わえないものが
ここには存在していました。
(だからといって、決しておススメしているわけじゃありませんので・・・)

で、そのあと水族館に入ることに。大人1000円。
どうせ子供だましのお魚コーナーだろ、
という感じで仕方なく入る。
が、しかし。
入り口の展示物からしてなんか違う。
へんなカエルがじっとこっちを見たまま動かない。
ていうかここはペットショップ?
そう、ここは展示されている生き物たちに値段がついている
水族館なのでした。
『日本美術応援団』で赤瀬川・山下両氏が、「美術館の作品に値段を
表記しておいたら面白いのに」というようなことを言っていたけど、
ここはまさにそれをバリバリにやっている感じ。

それにしてもウツボが多い。なぜウツボ。
ていうか、グロテスクなニョロニョロ系が多い。
水槽も薄汚れているし。
なんだか狭いところにグロいのがうじゃうじゃ詰め込まれている感じで
出る頃にはもうかなりゲンナリな感じです。
ま、私は好きなんですが。

で、48万円のピラニアを見つめながらいろいろ考えたわけです。
(値段は記憶違いかもしれません)

なんだか不思議な磁場が発生しているに違いない、と。
東京タワーの、真下にしか発生していないもの。
ピラミッドパワーみたいな(懐かしい!)

帰ってきてから妻が言うには
「東京タワーは、もう『東京タワー』というだけで日本中・世界中から人が来るから、
なにも努力する必要がない。そうなると、ああなるんじゃないの?(笑)」


久しぶりに刺激的な旅でした。

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