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もう秋だ。

個展がいよいよ来月に迫ってきてしまいました。

は~。

まだまだ先だと思っていたのに。
でもまぁいつかは来るものなんだから
しようがないか。

こんなものが作りたい!と思っても
え~こんなもの~?という自分もいる。
結局は自分次第というか。
嫌というほどうんざりするほど自分次第だ。

「デザインするということは自分の裸を見せることだ」
と言っていたのはBC工房の鈴木さんだが
たしかにモノを作るということはそういう部分があると思う。
僕は恥ずかしがり屋なので、あんまりデザインとかしないつもりなんだけど
なんだかんだで結局はかなり恥ずかしい部分までにじみ出てしまっているような気がする。

その素材の、そこの部分を、そう使った、あるいは、そう加工した。
その接触部分に実になまめかしくその人が出てくるのだ。
人が、というか、他人が作ったものにハッとするのは
決して自分のものではない、その接触の息づかいが感じられるから。

200808_037


お盆前に少し片付けたんだけど
すでに工房内は散らかりまくっている。
でもこれくらいのほうがどこにも手が届く感じがするというか
いよいよイサド式になってきたのかな~と。
しかしまぁ、こういう状態はあまり人には見られたくないですな。

舟越桂「夏の邸宅」。

舟越さんですよ。

ついに僕は見たんです。

初めて。

すんごくドキドキしました。

なんつーか、正視できない。

すんごくジロジロ見たんだけど。

相手は木なんだけど。

楠なんだけど。

なんだろうこの感じは。

もう1回行くな、これは。

雷。

我が家はどういうわけか、雷がはじまると停電する。
さっさと東京電力に連絡して直してもらえばいいのだが、
雷が去ってしまえばどうということはないので
この5年間、ほったらかして来てしまった。

ロウソクで明かりをとる。扇風機は止まる。炊飯途中の米は鍋で炊く。
それはそれでいいんだけど、今日はチビが熱を出していて絶不調なところに
真っ暗になってドーンと来たもんだから、怖がって大変だった。
こんな時はやはり電気のありがたみを感じる。
単純だけど、明るいということは、安心するのだ。

いま僕らは「雷」というものを「雷」として理解しているから
怖がりながらもなんとなく安心していられるけれど、
科学というものがまだ存在しない時代に雷はかなり怖かっただろうなあ。
ピカ!ド~ン!ゴロゴロゴロ~!空が怒っている。
空というよりも別の何かの存在を感じてしまう。
そしてそれは、いくら科学が発達した現在でもあまり変わらないような気がする。
自然現象の凄さ。不思議さ。怖さ。
いくらバーチャルなものが発達しようとも、本物にはかなわないということか。

200808_008


蓮の花が咲き始めました。

右のちいさなボロ家が我が家です。

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