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「目の前に起きていることを絵で描くのは、カメラのシャッターを押すより「いま」が逃げやすい。描こうと思いペンのキャップをはずしたときには、目の前を通りすぎる人間はもう既に「いま」にはいない。あとは頭の中にいるだけだ。紙の上に定着するには明らかに手遅れのその人間は、描き手の網膜を通って紙の上に現れるわけだが、そこにはカメラとはまったく異なる時間が流れるような気がする。」
大竹伸朗「カスバの男」より
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