山岸厚夫さん。
先週、福井の、というか世界の漆作家、山岸厚夫さんが
わざわざ工房イサドまで来てくださいました。
昨年から山岸さんの東京のお店「KINJU」さんで、イサドの
カッティングボードを取り扱っていただいているのですが、
山岸さんご本人にお会いするのは初めてでした。
山岸さんは普段使いの漆器作りを長年研究されてきた方で、
独自の雰囲気を持つ器が全国の多くのファンに支持されています。
「私が10年程前に個展をした時、ピカッと光沢のある漆器をつくっており、並べていました。お客様のほとんどが、入り口に入られてすぐに、手入れは?、どんな布を使って?などとにかく扱いの質問をするばかりで、器の形や価格を見るのは二番目でした。私はもっと、気楽に使える漆器を作りたいと考えました。最初、きれいな面にキズが付くのがコワイのだから、昔、新品のジーパンを洗ったように、何年も使ったような、すりへった雰囲気を作れば良いと思いつきました。」
(錦壽HPより)
出会ってすぐに、作品そのもののような、型にはまらない、
自由でストレートな人柄に魅了されてしまいました。
いやーとにかくすごいパワフルというか情熱的というか・・・。
エネルギーの塊のような方でした。
元気な方に会うとこちらもなんだかすごく元気になります。
日本全国のものつくりの現場を数年かけてご自分の足で見てきたという山岸さんから
「イサドはおもしろいなー」と言われたのがなんだかとってもうれしくて
確定申告やらなんやらで暗~い気持ちになっていたのが吹っ飛びました。
今後なにか面白いことができるかも。
乞うご期待・・・?
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