「イサド週間。」はじまります。
初夏のような暑さの中、搬入してきました。
久しぶりにお会いする山岸さんは相変わらずお元気そうで。
というか元気のカタマリのようです(笑)
ちょっと年の離れたアニキのような気もします(勝手にすいません)。
KINJUさんが1階に入っている潤マンションという建物には
蔦が見事に絡まっていて今が一番見ごろな時期。
緑が鮮やかですばらしく美しい・・・(ため息)
何を隠そう私、緑に覆われた建物フェチなのです(なんか変か)。
数年後には取り壊されてしまうらしいので
イサドの作品は見なくてもこの建物は見に来て欲しいです。
なんて、ぼーっと眺めている場合ではなく、
テーブルを出したり入れたり運んだり。
あれをこうしたりこれをどうしようか悩んだり。
展示という現場。のんびり考えている余裕は無い。生ものは面白いなあ。
答はどこにもなく強いて言えば自分の中にかろうじて少しある。
そんな心もとない直感だけを頼りになんとか並べ終わる。
吉祥寺にはちょっと早めに着いて
食事をした後に、気になっていたお店「OUTBOUND」へ。
いいなぁ・・・・もう。
この年になると、ひとつひとつのものがどうとかいうよりも
そのお店の店主さんの顔と考えが見える、そういうのがいいなぁと思う。
もちろん、ひとつひとつのものが放つ力も強いので
それらをまとめ上げるだけの能力がないと、ちぐはぐなだけの店に終わる。
そういう意味でもとてもバランスのとれたいいお店でした。
そんなことを言っている自分も、果たして自分が作ったものについて
どれだけのフォローができているんだろうかと考える。
作り手は作ることだけ考えていればいい。
それも一理あると思うが、
作り手は作ることだけを考えていてはいけない。
というのもあると思う。
自分が作ったものが手元を離れて
遠いところで知らない人の手に渡る。
考えてみればすごいことだなぁ。
山岸さんの漆。
その中でも、山岸さんが若い頃に作ったというごっついお椀。
すごい。ビビッときました。
こういうのが明日への原動力になるのです。
さー明日から「イサド週間。」
さー仕事仕事。
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