« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »
工房イサドは二人でやっています。
今時な感じでいうと「夫婦ユニット」(笑)
よく言われる阿吽(あ・うん)の関係には、果たしていつなれるのかというくらい息の合わないことが多々あるのですが、それでもなんとかやっています。あ、そんなこと書いてる場合じゃないか。家事や育児でなかなかエンジン全開本領発揮とはいかない現状ですが、それでもコツコツ作っています。鳥のブローチやおうちのほとんどはカミサンが作っていますし、まだ数は少ないですが生み出されるバッグにはすこしずつ確実にファンがついている模様・・・。なんて、オットの私が書くのはちょっと照れくさいですが。
現在発売中の雑誌「クシュフル」に、そのイサドかあちゃんであるナオコの作品「キポケット」が掲載されています。tico moonの吉野友加さんに紹介していただきました。名前のとおり、木のポケットがついています。「木の部分はイサドさん(つまり私)が作ってるんですよね?」 とよく聞かれるのですが、バッグはすべての部品がナオコ作です。木工所に勤めてましたので、全部自分で作っています。私が口出しすると怒られますので・・・。
そんな「キポケット」の新作が、10月のもみじ市に登場します。
たぶん日本中のどこにも売っていないバッグだと思います。
(写真は旧作です)
「こういうのはできますか?」とお客さんから聞かれて「ああ、できますよ」と答える。でも実際のところは(たぶんできるよな)であったり(むむ、できるかな)だったりすることもある。でも「できますよ」と答えてしまった以上、やるしかない。そして「できますよ」と答えた時点で、ある程度それはもうできあがっている気がする。
蔵前でin-kyoというお店をされている中川ちえさんのご自宅のテーブル(天板)を作らせていただいた。自分でもなんとなくイメージはしていたものの、ちえさんからの依頼ではじめて実現した天板のかたち。面白いものが生まれました。ちえさんありがとう。
木工の難易度にもいろいろあって、材の乾燥の難しさや仕口・組み手の加工の難しさなどはよく口にされることですが、私的には最近は、どの材を選ぶのか、どの部分を使うのか、どれと組み合わせるのか、削るのか削らないのか、シロクロつけるのかそれとも灰色にするのか・・・・というような、ひとつひとつの局面での「選択」の難しさを痛感するようになってきました。それだけ仕事のやり方の選択肢の幅が広がってきたともいえるのかもしれないけど。まあ、しかし。そういったことは人生にもつきものな訳ですが、なかなかテキパキとはいきません。そういうときにものをいうのが「経験」というものなのだなーということが、すこしづつわかってきた今日この頃。
残暑の秋晴れの下、丸林さんちの稲刈りのお手伝いをしてきました。
5月3日に田植えに参加させてもらったのがついこの間のことのようです。早いなー。
昨年は稲が倒伏してしまっていて「刈る」というよりも「起す」作業に終始、ヘトヘトになったのでしたが、今年はそんなこともなく、気が抜けてしまうくらいあんまりやることがありませんでした。実際、大半の部分は機械がやってくれるので、私がやれることといえば機械が刈れない田んぼの角のところを刈ったり、飛び跳ねるトノサマガエルを追いかけたり、佐和子さんとお米の品質、流通などについて語り合ったり・・・・。それでも、なんだかんだ立ったりしゃがんだりで、腰とモモの裏側がさっそく筋肉痛です。
お手伝いの私たちは1日だけのちょこっとお手伝いだけど、丸林家は総出で1週間の収穫作業。それで終わりという訳ではなく、このあと乾燥・脱穀・選別などを経て、お客さんへの発送作業が残っているのです。大変な重労働ですが「でもね・・・できたお米はね・・・絶対おいしいから!!」と佐和子さん。
春の田起し、夏の緑、秋の黄金色、冬の雪景色。毎年当たり前のように思っている風景だけど、これらは私たち日本人の精神のどこか大事な部分をまちがいなく形作っている。そういうものに日々触れている農家のみなさんに感性豊かな方が多いのは当然のことなのでしょう、丸林家のみなさんも絵を描き、ものを作るすばらしい芸術一家なのです。
芸術家夫婦。
語り合う奥様方。
お気に入りのお店というのは秘密にしておきたかったりするのですが・・・
最近あまり骨董市などにも脚を運べていないので、なんだか体が古いものを求めていたようです。仕事を早じまいして久しぶりに行ってきました。アンティーク・ステレオグラフさん。こういう空間にいると、なんだか栄養を補給されているような気がします。
(ところで私の姉はネコが好きなのですが、しばらくネコを見なかったり触ったりしていないと「ネコ分が足りない~」といいます。つまり養分ならぬネコ分、なわけです。そういう点では私の場合は古物分もしくは古分になるのかな。なんのこっちゃ。)
店主の古川さんの選ぶものには、どこか古川さんの美意識が反映されていて、評価の定まらないもの、これはなんだろう?というような不思議なものがあちこちに。そういうところが楽しい。古川さん自身はアンティーク界のイチローのような人で、まじめで頑固。男の私から見てもいい男です。お互い話し始めると長くなってしまうので、品物をじっくり見る時間が意外とありません(笑)。今回は写真の右側の引き出しにかなり参ってしまったのですが、購入には至らず。うーむ。だれかオレに金をくれ。
千葉の松戸市にあるのですが、ウチからは意外と交通の便がよく30分ぐらいで行けるのです。アンティーク好きにおすすめのお店です。
romi-unieさんの1周年企画、はじまりました。
考えてみたら、こういう形での展示販売は初めてかな。
おうちも、お店ではほとんど扱ってないですし。
カッティングボードの目盛りつきというのも、ここだけです。
そもそもパウンドケーキの量り売りをしたいということで、カットの目安になるようにと目盛りがついた訳ですが、すべては店主のいがらしろみさんのラブコールにお応えする形で実現した次第。むふ。
目盛りがついているといえば、私が使っている手帳の一番後ろのところにも目盛りがついている。ご丁寧にセンチとインチの両方。こういうのって実際使うことはほとんどないんだけど、なんというか昭和生まれというか、他人とは思えないものを感じます。
あ、話がずれた。
ま、というわけで、スペシャルなのです。
おいしい焼菓子とジャムを買って、おまけにお気に入りのおうちでも
ひとつ見つけていってくださいね。
(写真は昨年の納品時のものです)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最近のコメント