某月某日。
●チビ丸のランドセルを、両バーバがお祝いで買ってくれるというので好意に甘える。「天使のはね」。黒革に赤いステッチ。とても軽い。関係ないが、新入学準備とのことで通信教育教材の勧誘DMがやたらと送られてくるが、基本コンセプトは「かっこいい一年生になろう」。無条件に目指そうとする「かっこいい」とは何なのか。
●大学の同窓会。卒業以来20年ぶりの顔もあるが、人間ハタチぐらいからはそんなに変わらないものである。近況を各自スピーチするのだが、話そうと思っていたことからどんどんずれてしまい、なんだか肝心なことが話せなかった。まぁそんなものか。みな社会の中核でバリバリ働いている。
●ずっとほったらかしだった襖をやっと張り替えてもらう。ベースの色鳥の子紙に、某和紙店で入手したデッドストックの型染め和紙を現場で貼ってもらう。ここでも、松伏の名表具師Eさんにお願いするという贅沢をしてしまった。襖は面積が大きいのでガラッと部屋の印象が変わって面白い。かといって、そんなに冒険する勇気もなく。
●今年も右足の薬指と小指にしもやけ発生。湯船でマッサージしていると、チビ丸もちょっと痒がっている。どうやらついにしもやけになったようだ。年中素足に草履履きなのだからならないほうがおかしいし、寝るときも靴下をぬげない私からするととてもおそろしい。
●新宿紀伊国屋サザンシアターで親子観劇会「森は生きている」。森や木、火と人など、いろいろ考えるヒントがあった。幕と光を使った演出は面白く、童心に戻って楽しんだ。ここはだいぶ前に弟の芝居を観にきて以来。新宿駅はまだまだ拡大している。
●寝る前読書。三谷龍二『僕の生活散歩』(新潮社)。赤瀬川原平『昭和の玉手箱』(東京書籍)。宇野鴻一郎『味な旅 舌の旅』(中公文庫)。
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