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最後は「イサドセット」のご紹介です。
東京の焼菓子とジャムのお店「Maison romi-unie」さんの5周年イベントのことは以前にここで書きましたが、イサドもちょうど9月で10周年だから何か一緒にやれないかなーということで、ろみさんに相談して、じゃあイサドセットを作ろう!作っちゃおう!というかんじでトントンと話は進んでいきました・・・。
お店には数多くの種類の定番ジャムや季節のジャム、ケイクやサブレにスコーン、そのそれぞれにまたいろいろな種類があって・・・ああなんだか何を選んでいいのやら・・・という状態の僕に、ろみさんは「こんなかんじはどうでしょ?」「こんなのもできますけど」といろいろな提案をしてくれて、そうしているうちにだんだんとひとつのイメージが形となっていきました。
「おうち」のモチーフはMaisonを象徴するものであり、イサドとしてもある意味代名詞のようなものであります。この箱に、いちじくとカシスのジャム (Cahe-Cache・カシュカシュ)と、特製イサド缶に入ったコーヒーショートブレッド(15粒)とナッツキャラメリゼ(アーモンド15粒・マカダミア15粒)が入って、そしておまけにイサドの小さなおうちがついて2,180円ですよ奥さん!(ちなみに数に限りがありますのでお早めに・・・)
そして、イサド缶にすてきなイラストを描いてくれたのは、絵描きのayacoさん。イサドをイメージして自由に書いて欲しいとお願いしました。そして上がってきた絵がすごく良かったので、イサドのホームページの新しい表紙にも使わせていただいちゃいました!
10月にはayacoさんの個展が予定されていまして、その額をイサドが作らせてもらうことにもなっております・・・
などなど、いろいろな物語をはらみつつ、いよいよ会期は迫ってくるのでありました。
盛岡でお会いできることを楽しみにしています。
「まずは、活字を探さないといけませんので・・・」
制作を依頼するメールのやり取りで、「青い月」の中川さんがこのように書かれていたのが印象に残りました。
ひめくりさんのブログで青い月さんの「物語のあるブックジャケット」のことを知ったときに、すごく欲しいと思いました。単純に本が好きで、文庫本用のブックカバーもいくつか持っているのですが、和紙に活版印刷、そしてそれをひとつひとつミシンで綴じて、というところにとても驚きました。そのうえ表紙には大好きな「ぼくはきっと・・・」の一文が。僕はもうすっかりやられてしまいました。
小さくて薄くてきわめて軽いものに、こんなにも魅力があるのはなぜだろう。
凛とした美しい佇まいと、そこから想像力がはじけて飛び立つような・・・・そんなすごさも感じました。
活字だからこその息づかい、活版印刷にしか表現できないもの、そして何よりもそれを感じ取ることのできる感性と想像力と、それらを残していこうとする努力と。
単なる印刷物という枠を越えて、文化的にも社会的にも、活版印刷というのは貴重なものなのだとあらためて感じさせられます。
今回自分の節目となる展示で、ぜひ「イサド」の物語や、このブックジャケットについて、いろいろな人に知って欲しいなと思い制作をお願いしました。
「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。」
新しく作られるこのブックジャケットから、また新しい物語が生まれることを期待して。
盛岡の展示では、宮沢賢治さんに関わって活動されている方々と何か一緒にできたらいいなと思って、「ひめくり」の菊池さんといろいろ相談をしてきました・・・その中で、僕なんかが考えているよりもずっと強く深く、賢治さんやその作品への想いを持っている方が多いことに気づかされ、軽く考えていた自分は頭を殴られたような気持ちになりました。
そんな中、僕が出したリクエストの中のひとつ「読み聞かせ」について、うれしいお返事を頂きました。
初日の夜に、なんと、賢治さんの「語りの会」を開いていただくことになりました。
語り手は、柴川康子さん。全国いろいろな場所で語りをされている方で、現在は東京にお住まいですが、生まれも育ちも盛岡なのだそうです。
「読み聞かせ」というと、どうしても大人がこどもに聞かせる、という形を想像してしまいますが、
「語り」というのはどういうものなのか・・・そして、聞きたいお話はたくさんありますが、時間の都合上
「やまなし」「雨ニモマケズ」を中心とした演目になる予定だそうです。いずれにしても、とっても楽しみです。
○宮沢賢治「語りの会」
初日13日(金)19:00より 語り:柴川康子 定員:15名
参加費:700円(お菓子付)
DMにはこのように書かれていますが、情報によるとこの「お菓子」というのは、全国にファンの多い盛岡の喫茶店「クラムボン」のコーヒー豆を使った特製プリン(!)なのだそうです。
さらに、イサドのちいさな「おうち」もひとつ付きますよ~。
すてきな「語り」の時間を、ご一緒できたら僕もとてもうれしいです。
まだ定員には余裕があるそうなので、興味のあるかたはぜひご参加ください。
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