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カッティングボード。

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カッティングボードは木工品ではありません。

木工の「工」という字は、木と木を組み合わせて何かをこしらえる様を
表しているものと思っていますし、そうでないにしても
何かしら技術的な工夫などが加えられていることを意味しているのだと思います。

ただ木を切り抜けばいいという点では、誰でも作れるものですし、
見てわかるとおり、それはただの板なのです。
細かいところをこだわらなければ、どんな木だってまな板になります。

でも、僕が作りたいものは、ただの板であってただの板ではないものです。
僕が見て触って感動して、そういう板をカッティングボードにしています。
ただの板ですが、木目の面白さ、木という素材の素晴らしさ、そういうものが
ぎゅっと詰まった「ただの板」なのです。

だから、手にした人にもそれが伝わって、愛でて、使い込んでもらえたら
それだけでとてもうれしいのです。

カッティングボードについて、これまであまり書いたことはありませんでしたが、
ちょっと書いておきたくなりました。

「にわのわ」参加します。

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いろいろと締め切りが迫ってきたりであたふたしています。

各地でクラフトフェアやイベントが数多く開催される時期になりました。
平日は雨でもかまわないから、週末だけはお天気になることを願うばかり。

今年は千葉の「にわのわ」に参加します。
大変ありがたいことに、野田のフラココさんからご推薦をいただいてしまいました。
「推薦作家」なんてガラではないのですが・・・むしろ大いなるプレッシャーを感じつつ、
毎日ひたすら作っています。今回は昨年から取り組んでいる「栗」のシリーズを中心に
定番のものもたくさん持っていく予定です。

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毎年ずっと参加させていただいていた「クラフトフェアまつもと」ですが、今年は
応募しませんでした。30周年だそうです。すごいですね。
というわけで、イサドはいませんので・・・お求めの方は・・・千葉へ!

大須。

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名古屋・大須モノコトさんでの展示、はじまっています。

大須の商店街を久しぶりに歩きました。
オモシロイ人がたくさんいるなぁ・・・
不思議な磁場のある町です。

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観音さんの大提灯。

[re-]

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家具とか木工とかいうまえに、僕は古い物に興味があった。
古物にとりつかれるにはいくつか段階があるが、そのことについては今は置いておく。
既にある古い物を使って新しいものを生み出すということに一筋の光明のようなものを見出したおかげで、僕は木工の世界に思い切って足を踏み入れることができた。
まだ技術も経験もなく、それこそ無数にある選択肢の中で、自分の嗅ぐことの出来る微かな匂いを頼りになんとか歩いてこれたのも、いままでに出会った数多くの古物たちのおかげなのかなーと思っている。

[re-]なんていう大そうなタイトルにしてしまったが、考えてみれば僕がずっと取り組んでいることは、この簡単な英語の接頭語で説明がついてしまうような気もしている。
たしかに文字は簡単だが、形にするのはけっこう難しい。格闘だ。格闘といってもそれは静かな戦い。頭の中に火花が散っている。時間の経つのが早い。また今日も何も出来なかった。オレは何をやっているんだろう。いまここに宅急便のお兄さんが来たら絶対に変な人と思われるんだろうな・・・ま、いいか。


上は、お蔵入りしていた数年前の作品に今回retry&remakeしてrevenge?!
下はこけし文化を大いにrespectして、不要とされた民芸こけしを和家具の金具などでrestructuringしています。

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他にもいろいろ作りました。骨董市を巡るワークショップもあります。楽しみだなー!

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