木の根を掘っている。
隣家との境界に切っても切っても生えてくる切り株がいくつかあって、
ついにスコップで根を全部掘り上げることにした。
根は、別の木の根と隙間を争うように四方八方に伸びている。
掘り上げた根は醜いが、生きたい生きたいと願う意思の塊そのものに思える。
木はたいてい幹や枝葉、花や実などについて語られるが、
じつは木の本質は根にあるのではないだろうか。
私たちは見えることばかりに終始し、見えない部分を疎かにしがちである。
この問題は根が深い。
コメント
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うまくオチたね。
おあとがよろしいようで。
投稿: ぐ | 2015年10月21日 (水) 19:56
そしてオレは腰が痛い。
投稿: イサド | 2015年10月22日 (木) 06:32