水木しげるさんの訃報にしんみりしていたら、
今朝の新聞で高田宏さんが亡くなったことを知った。
名著『木に会う』を、いつかこのイサド通信で紹介したいと思っていたが、
なかなか書けずにいるうちに今に至ってしまった。
木に関する本はいろいろ出ていると思うし、自分もそんなに読んでいるわけではないけれど、
高田さんの文章は、自分にはすっと入っていけた。
だらだら書く気はない。『木に会う』は文学賞をとっている本だ。
中でも「木でつくる」の篇は、伊香保の子宮洗いにはじまり、早川謙之輔さんの物作りに至る名文だと思う。
木に関係する仕事をしている人だけでなく、いろいろな人に読んで欲しいと思う。
素晴らしい本をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
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