納品先に向かう時、なるべく時間に余裕をもって出発するようにしているのだが、
道路が空いていて一時間以上も早く着いてしまうことがたまにある。
そんな時は近隣の公園などを探して時間を過ごすことが多い。
こどもと遊ぶおかあさんやベンチに座るお年寄りなどを横目に、
ふらりふらりと野良猫とたわむれたり、隣接する神社を見つけてお参りしたりしていると、
ふと自分はいまどこにいるのだろうという不思議な感覚にとらわれる。
このままどこかに行ってしまおうか・・・
蒸発への憧れや放浪癖などは自分にはないはずなのに、
本来の目的からはずれて滑り落ちていくような感覚には
どこか禁断の世界へと誘惑する匂いのようなものが存在している。
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